|
メタボリックシンドロームとは内臓脂肪がたまり身体の代謝機能に異常がおこり始めている状態です。生活習慣病という言葉は聞いた事があると思いますが、メタボリックシンドロームは生活習慣病とは違います。生活習慣病になる前の段階を示す症候群のことを意味しています。
厚生労働省による調査では、40歳以上の男性の2〜3人に1人、女性の5〜6人に1人はメタボリックシンドロームの予備軍とされていて、全体の推定人数は2000万人以上いると言われています。
なぜメタボリックシンドロームが増えてきたかと言うと、それは現代の日本の生活様式が変化してしまったからなのです。
昔の日本は食べるものがなく穀物や野菜を中心とした食事が中心でした。そのため食事からの摂取エネルギー(摂取カロリー)はあまり多くなく消費エネルギー(消費カロリー)とのバランスが保てていました。しかし現代の日本では食事は欧米化の影響を受けて高カロリー、高タンパク、高脂肪となってきてしまったのです。ある調査によればなんと昔の日本と比べて摂取する脂質の量は約3倍になったと言われています。
しかも交通の便がよくなり動かないで食べることを中心とした生活になってしまい、その為脂肪を溜め込むような身体の持ち主が増えてきてしまったのです。ではこの脂肪はなぜメタボリックシンドロームになるかと言うとそれは脂肪細胞の働きが生理活性物質を出すために影響しているからです。
脂肪細胞では生理活性物質がつくられており、アディポサイトカインと総称されます。このアディポサイトカインは通常はいいように働き代謝を助けたり血管障害を防ぐ役割をしてくれます。しかし、脂肪細胞が増えすぎるとアディポサイトカインが悪い働きをするようになります。この状態がメタボリックシンドロームなのです。皮下脂肪からもアディポサイトカインは分泌されていますが影響されにくいのであまり問題にはなりませんしかし内臓脂肪は影響力があるため内臓脂肪をためている人は要注意と言うことになります。次の章でもう少し詳しく話しましょう。
|